高品質塗装③(有賀)
前回までの内容は高品質塗装とはどんなものか。高品質塗装をするための施工前の注意点。についてお話してきました。
今回は高品質塗装をするための施工中の注意点についてお話していきます。
前回の内容で塗料には全て名前とカタログがあるとお伝えしました。カタログには必ず塗料の説明書(仕様書)がついております。
仕様書とは何かというと、それぞれの塗料のルールが書いてあるものです。塗料にはそれぞれメーカーさんがこのルールに従って塗装をしてください。という決まりがあります。
どんなルールかというと、この塗料は1㎡あたりに〇㎏塗ってください(塗布量)。というものだったり、この塗料は〇回塗装してください。そして、塗り重ねる場合は〇時間以上乾燥させてから塗装してください(塗り重ね乾燥時間)。といったものがあります。
このルールを守らずに塗装をするとメーカーさんは20年もつと言って販売している塗料でも半年や一年ではがれてしまう場合もあるのです。どんなに良い塗料を使用しても、ルールを守らずに塗装をすればすぐに効果がなくなってしまうのです。
業者さんがルールを守って塗装をしているか把握するのは大変だと思いますが、作業日報や完了報告書での使用缶数の報告をもらうなど塗布量と塗り重ね乾燥時間が守られているのかを判断できるものを業者さんに提出してもらうことで高品質塗装を行う事ができます。
前々回、前回、今回とたくさんのことをお伝えしておりますので、来週は過去三回分のまとめとして大切なことを分かりやすくまとめてみようと思います。
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