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外壁の種類 窯業系サイディング編

塗装豆知識スタッフブログ 2024.04.27 (Sat) 更新

 

郡山市・いわき市・白河市・福島市・那須塩原市のみなさん、こんにちは!

外壁塗装・屋根塗装専門店の郡山塗装です!

今回のブログを執筆させていただく河崎です!

 

さて、ここで皆さんにクイズです!

日本で一番使われている外壁材は何でしょう??

 

正解は、、、、

 

窯業系サイディングボードです!

 

今回は、日本で多く使われている窯業系サイディングボードについて詳しくお話していきたいと思います!

窯業系サイディングボードです

目次

1.窯業系サイディングボードとは

2.人気の理由

3.窯業系サイディングボードのデメリット

4.具体的な劣化症状

5.まとめ

 

1.窯業系サイディングボードとは

窯業系サイディングボードとは、

主成分のセメントに、パルプやビニロンなどの繊維質を混ぜた材料を板状に形成した外壁材です。

製造過程において窯の中で高熱処理されるため、窯業系と呼ばれます。

 

2.人気の理由

色々な外壁材がある中で、なぜ人気なのでしょうか。

その理由をご紹介していきましょう!

①施工性の良さ

窯業系サイディングボードは、

あらかじめ工場で成形されている建材を壁に貼るため、工期も短く施工性に優れている特徴があります。

また、モルタルなどの塗り壁と比べて職人の技術力に頼ることなく施工できます。

②デザイン性の良さ

窯業系サイディングボードは、

レンガ調、タイル調、石目調、木目調など様々なデザインが豊富です。

色や形のバリエーションも大変多く、金額を抑えつつも理想に合ったお家づくりを可能にしてくれます。

サイディングボードのデザインです

➂耐火性

窯業系サイディングボードは、

不燃または準不燃材料であり、外壁材の防火構造・45分準耐火構造・1時間準耐火構造の

国土交通大臣認定を取得しており、火災に対する安全性に優れています。

そのため、防火外壁材と言われるほど防火性のある外壁材です。

 

3.窯業系サイディングボードのデメリット

これまで多くのメリットをご紹介してきましたが、どんな外壁材にもデメリットは存在します。

デメリットを紹介していきますので、チェックしていきましょう!

①建材自体に防水性がない

窯業系サイディングボードの主成分であるセメント自体には防水性はありません。

そのため、工場製造時にアクリル樹脂塗装が施させています。

このアクリル樹脂塗装の防水性は、5〜7年程度で切れてしまいます。

また、窯業系サイディングボードの側面は塗装がされておらず、

目地部分のシーリング材によって防水性が保たれております。

そのため、表面の塗装の防水性が切れたり、シーリング材の劣化が発生してくると

建材の内部に水分が入り込むため、定期的なメンテナンスによって防水性を保つ必要性のある建材です。

②熱をためやすい

窯業系サイディングボードには蓄熱性があり、熱を保ちやすい特徴のある外壁材です。

夏場になると、外壁が熱を持ち室内まで影響を与えることがあります。

そのため、遮熱性のある塗料を用い塗装を行うご家庭も増えています。

 

4.具体的な劣化症状

では、窯業系サイディングボードは、どのような劣化が発生してくるのでしょうか?

メンテナンスをお考えの皆さんは、ご自宅に当てはまる部分はないか一緒にチェックしていきましょう!

①チョーキングの発生

まずは、外壁を触ってみましょう!

いかがでしょうか?

手に白い粉は付いていませんか?

チョーキング現象とは、

紫外線などの影響により塗料に含まれる樹脂と顔料が分離し、顔料だけが浮き上がってくる現象です。

塗膜の防水性が切れているサインとなるためメンテナンスの時期といえます。

チョーキング現象です

②コケやカビの発生

塗膜の防水性が切れてくると、表面に湿気が溜まりやすくなりコケやカビが発生します。 

③塗膜の剥がれ

窯業系サイディングボードに何かをぶつけてしまったり、傷つけてしまった、、、

こうしたときに、表面の塗膜が剥がれてしまうと建材の素地がむき出しになってしまいます。

そのため、塗膜の剥がれてしまった部分から建材内部に水分が侵入してしまう恐れがあります。

窯業系サイディングボードの塗膜の剥がれです

⓸シーリングの劣化

窯業系サイディングボードの側面は塗装がされておらず、シーリング材にて防水処理が施されています。

皆さんのお家のボードとボードの繋ぎ目にこちらのシーリング材が使用されています。

このシーリング材には、ボード同士の動きに追従できるようにゴムのように弾力を持たせる必要があります。

シーリング材に弾力を持たせるため、可塑剤と言われる添加剤が混ぜてありますが、

この可塑剤は5年程度で揮発してしまいます。

そのため、シーリング材はだんだんと弾力性を失い、痩せ・ひび割れ・破断・剥がれなどの症状が発生します。

こういった症状を放置しておくと、窯業系サイディングボード内部に水分が入り込み、

反りや凍害などの症状に繋がるため注意が必要です。

シーリングの劣化です

⑤反りの発生

反りは、窯業系サイディングボードの内部に雨水が侵入し、

その雨水がなかなか抜けきらず湿気と乾燥を繰り返すことで起きる症状になります。

反りが進行すると、ボードの張替という高額なメンテナンスに繋がってしまうため

反りが発生した際には放置せずに早急な対処が必要になります。

窯業系サイディングボードの反りです

5.まとめ

窯業系サイディングボードを使用しているご自宅の皆さん!

これからもお家を健康な状態で保つために、紹介した劣化症状が発生していないかをぜひチェックしてみてください!

自分じゃわからない、っ自分でメンテナンスをするのは難しい、、

その際は、外装劣化診断士が多く在籍している郡山塗装へお声がけください!

 

 

郡山塗装外壁塗装・屋根塗装・雨漏り門店です。
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ブログ執筆者

株式会社郡山塗装 カスタマーマーケティング推進室

大竹なつみ

所有資格:

  • 2級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 外装劣化診断士
  • カラーコーディネーター(std)
  • ラッピングコーディネーター
  • ジュニア野菜ソムリエ