【郡山市】屋根塗装の目安となるスレート屋根瓦の劣化症状について(郷右近)|いわき市、須賀川市、二本松市、本宮市の外壁塗装&屋根リフォーム&サイディング&雨もり防水専門店郡山塗装、適正価格で評判の見積もりを実現
皆様、こんにちは。
福島の外壁塗装&屋根専門店の郡山塗装3年目の郷右近です。
暑いっ!と思ったら寒い!という気候が続いておりますが、
体調を崩さずにゴールデンウィークを過ごしたいですね。
さて、こちらは日本の住宅で多く使用されているスレート瓦に苔が生えている写真です。
苔は経年劣化により必ずといっていいほど発生します。
「見た目の問題だから気にならない。」「綺麗にしてもどうせまた生えてくるから…」
などとお考えの方がほとんどだと思います。
しかし、実は苔が屋根に及ぼす影響は非常に大きいのです。
苔がなぜ発生するのかといいますと、屋根に施された塗装の防水性が失われ、
屋根が湿気を含むようになることで苔が生息するようになります。
つまり、苔の発生は塗装による防水機能が失われたというサインなのです。
郡山塗装のブログでも何度か触れているスタッフもおりますが、
苔の根からは根酸という酸を出しております。
スレート瓦は80%がセメントで構成されておりますので、アルカリ性の強い建材です。
苔の根酸により、スレート瓦に酸化現象を引き起こし中性化します。
中性化が進行すると、スレート瓦が脆弱化し非常に割れやすくなってしまいます。
スレート瓦が著しく脆弱化し、人が上がっただけで割れるようになると、
塗装でのメンテナンスは不可能になります。
重ね葺きや葺き替えといった工事になりますと塗装工事の2倍から3倍ほどの費用が
かかってしまいますので、苔だからといって甘く見ていてはいけないのです。
今回は苔についてお話しましたが、建物の傷みはこれくらいなら大丈夫だろうと
思っているものほど影響があったりしますので、細かな劣化でもまずは診断を依頼することをお勧めします。