【郡山】サイディング・さんとうばんとは?(桑島)
戸建てから集合住宅まで、福島の外壁塗装&屋根専門店の郡山塗装
リモデル事業部の桑島です。
突然ですが、みなさまは「さんとうばん」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
不肖ながら私は知らず、先日の現場で勉強させていただきました。
さんとうばんとは、外壁材、窯業系サイディングボードの一種です。
横が3尺、縦が10尺であることから3×10板→さんとう板と名が付きました。
1975年に誕生して以来、外壁サイズの適正、無塗装で好きに表面を仕上げられることから、
和風洋風どちらにも対応でき、人気の外壁材です。
安価なアクリルリシン仕上げがよく使われていますが、低耐久のアクリルゆえに、
ひび割れや色あせが多い部材ともなっています。
弊社ではこういったアクリル仕上げのサイディングボードの塗替え依頼はよくあることなのですが、
2000年以前に建築された建物の場合は要注意です。
サイディングの工法には「直貼り工法」「通気工法」の二種類があります。
2000年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
通称「品確法」が制定されるまでは、直貼り工法が主でした。
この直貼り工法が厄介なのです。
「通気工法」の場合はサイディングと建物の間に胴縁という部材を挟むことで隙間を確保し、
通気をよくすることでサイディングが水分を吸収することを防いでくれます。
一方、「直貼り工法」は文字通り建物に直接サイディングを貼っています。
これが問題で、屋外と室内の気温差で結露が発生してしまうと、逃げ場としてサイディングに吸収されてしまうのです。
サイディングの内側に吸収された水分は、サイディングを膨張させたり、
表面に浮き出て塗装の膜に膨れを作ったりしてしまいます。
直貼り工法と知らずに塗装してしまうと、せっかく塗装しても水分によって台無しになってしまうことがあります。
弊社では調査の際にきちんと確認し、透湿性が高く湿気を逃がす塗料であったり、
また外壁の張替や既存の外壁にさらに外壁を張り付けるカバー工法を提案させていただくこともあります。
「郡山塗装」ですが、塗装だけでなく、物件の状況によって最適なご提案をさせて頂きます!
ぜひご相談ください!
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 リーダー
桑島淳
所有資格:
- 2級建築施工管理技士(建築・仕上げ)
- 外装劣化診断士
- 2級建設業経理士
- 石綿作業主任者
- 建築物石綿含有建材調査者
- 日商簿記2級
- ITパスポート