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【郡山市】外壁塗装にいちばん良い季節は何月??(桑島)| 郡山塗装

今回は郡山市で外壁塗装をする場合、一番適した季節は何月か解説をします!

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外壁塗装工事、せっかく高いお金を出すわけですから、長持ちしてもらわないと困りますよね。

10年・20年と長持ちするはずの外壁塗装が、数年で劣化してしまう。何よりの原因が”品質”です。

屋根や外壁は常に外にありますので、外壁塗装は外部の環境により品質が大きく左右されます。

しっかりとした品質を保つために、どういった季節・月に施工をすべきか判断しましょう

各季節(春夏秋冬)と大まかな月について、塗装工事を行う場合の特徴を書いていきます!

目次

1.春の季節(3~5月)に施工
2.夏の季節(6~8月)に施工
3.秋の季節(9~11月)に施工
4.冬の季節(12~2月)に施工
5.おわりに

 

1.春の季節(3~5月)に施工

春の季節は一般的に塗装に適した季節のイメージを持たれる方が多いですが、

実際に外壁塗装の施工もスムーズに行く場合が多いです。

メリットとしては何といっても安定した天気でしょう。

ポカポカした陽気でスムーズに職人たちも作業が出来ます。

室内で過ごされる方もストレスが少なく暮らしていただけます。

メリットだけの季節に思えますが、

一方実は注意点も存在します。郡山市は会津方面から吹いてくる風の影響で、

季節的に3月4月は強い西風に襲われます。

外壁塗装では風が強い場合、足場に張ってあるメッシュシートを開放することで対応するのですが、

こちらを何度も行っているとやはり工程にも影響が出てきます。

ローラーや刷毛施工でも場合によっては周囲へ塗料が飛散してしまうので

近隣の建物や車などを汚してしまう場合は休工にする時もあります。

その他朝晩の寒暖差が大きい季節であるため、

夜露が降りる日が多いです。

乾燥途中の屋根・外壁塗装に夜露が降りると乾燥不良が発生し、

不良施工となります。夜露が予想される場合は昼過ぎまでに仕上塗りを終わらせ、

乾燥時間をきちんと確保するなど工夫が必要です。

また「春の長雨」という季節の言葉もあり、一度天気が崩れると数日続いてしまう事もあります。

〇春の季節に外壁塗装をするメリット

・比較的に天気が穏やか、工事のストレスが少ない。

〇春の季節に外壁塗装をするデメリット

・郡山市は強風に注意

・寒暖差による夜露は工程に工夫が必要

・「春の長雨」で工事が長引く事も

 

2.夏の季節(6~8月)に施工

夏の季節に差し掛かってくると、

やはり梅雨のじめじめしたイメージがありますね。

塗装というものはやはり濡れている状態で施工すると不良を起こしますので、

雨が降った場合は工事をお休みしなければなりません。

では、実際の降水量はどんなものなのか見てみましょう。

気象庁 郡山市の月別降水量データ

意外にも、6月の降水量は9.10月より低いんですね!

夏時期は気温が高いので、

前日に雨が降っても翌日にはしっかりと乾いて塗装ができる事が多いです。

各塗料メーカーも日本の風土に合わせて商品を開発しているので、

きちんと雨天を避けて施工すれば、施工不良になることはありません。

ただ業者によっては、利益のために無理して施工を勧めようとしてくる所もあるようですから、

夏場の施工はきちんと工程や品質の管理をしてくれる業者に依頼しましょう。

梅雨時期でしっかりと雨が降ったりすると、その分工期が延びてしまう恐れがあります。

一般的な錠宅の塗り替えであれば、

通常3週間程度で工事が終わる事が多いですが、

梅雨時期の工期は4週間・1か月ほど見ておくと良いでしょう。

その他、外壁塗装を行うと養生という作業が必ずセットになります。

養生とは塗装しない部分を保護する作業で、

具体的には窓ガラスをビニールで覆ったりします。

基本的に窓の開け閉めはできなくなりますので、普段エアコンを使わなかったり、

そもそもエアコンがないお宅だと熱中症の恐れがあり非常に危険です。

「エアコンは使わない!」という方は夏時期の施工を避けた方が良いでしょう。

逆にエアコンは問題なく使えますので、足場に張るメッシュシートのおかげで日光が弱まり、

「塗装やってたおかげで例年の夏より涼しかったよ」なんてお客様もいらっしゃいます。

近年のゲリラ豪雨や線状降水帯は、

笑えないような勢いで大量の雨が襲ってきます。

塗りたてで乾く前の水性塗料にあたると、塗料が雨に溶け出し周囲を汚してしまうこともあります。

最近の職人さんはスマホアプリなどの雨雲レーダーで天気を逐一確認しながら作業をする方も多いです。

そういった責任感のある職人にお願いしたいものですね。

〇夏の時期に外壁塗装をするメリット

・塗料の乾きが良い、乾燥がスムーズ。

〇夏の時期に外壁塗装をするデメリット

・雨の日が続くと施工に時間がかかる。工期が延びる恐れがある。

・養生により窓が開け閉めできなくなる、熱中症に注意。

・通り雨やゲリラ豪雨、特に水性塗料は注意。

 

3.秋の時期(9~11月)に施工

秋の時期に対して、外壁塗装に向いている時期だというイメージをお持ちの方が結構いらっしゃいます。

私もまったくその通りだと思います。

天気も落ち着いていて、強風の心配も少なく、

さわやかな秋晴れが続くと職人も作業がしやすいです。

しかし一部抑えておきたい注意点もあります。

秋時期一番の注意点は、何と言っても台風の襲来です。

近年の気候変動によるものなのか、

非常に強い台風が勢力を保ったまま東北まで来るようになりました。

台風が近づくと雨風により作業は難しいので、数日休工するようになります。

ここで注意が必要なのが強風です。濡れたメッシュシートは非常に風を抱きやすくなるため、

足場のメッシュシートを張ったままだと強風で足場が煽られ、

雨樋を破損させた、壁を突き破った、最悪の場合倒壊し多大な被害を及ぼすことになります。

きちんとシートを畳み、風が通りやすい状態にしておけば倒れることはありませんので、

業者にはきちんと対応してもらうようにしましょう。

上記夏の季節でも触れましたが、9.10月の郡山市は意外と雨が降ります。

夏時期に引き続き通り雨の対策もしてもらいましょう。

11月になり秋が深まってくると、屋根に夜露が降りるようになります。

この時期の屋根塗装の品質を保つためには施工に工夫が必要です。

朝は夜露が降りているのですぐには屋根塗装に取り掛かれません。

強い空気を放射し乾燥させる機械のブロアーなどで夜露を飛ばし、

屋根が温まってきた10時ごろからようやく屋根塗装できるようになります。

終わる時間も注意が必要で、15時以降に塗った部分は、

表面がしっかり乾燥する前にまた夜が来て夜露が降りてしまうため、

施工不良を起こすと言われています。工程の気配りができる職人に塗装をお願いしたいですね。

〇秋の時期に外壁塗装をするメリット

・台風が来なければ非常に穏やかで、施工しやすい時期。

〇秋の時期に外壁塗装をするデメリット

・台風が来てしまうと工期が延びたり、強風の対策が必要。

・夏時期に続きゲリラ豪雨や通り雨に注意。

・夜露が降りるようになると、施工次第で乾燥不良を起こすことも。

 

4.冬の時期(12月~2月)に施工

冬の時期は乾燥しづらいので塗装に不向きではないのかと言われることがありますが、

まったくその通りであります。

一般的に住宅用の塗料は気温5℃以下では施工しないでくださいというものがほとんどです(例外もあります)。

塗装には塗り重ね乾燥時間(インターバル)というものが存在します。

例えば気温が20℃だった場合に、下塗りと中塗りの工程の間は必ず4時間空けて乾燥させる時間を設けなさい、

というように各メーカー・各塗料毎に厳しく施工の容量が決められています。

塗料というものは化学製品ですので、空気と触れあうことで化学反応を起こします。

きちんと空気と触れ合う時間がないと、十分な化学反応を起こすことが出来ず、

本来の機能が発揮できない施工不良に陥ってしまいます。

この塗り重ね乾燥時間ですが、やはり気温が低い場合は長く見る必要があります。

気温20℃で4時間空けなければならない塗料は、5℃の場合は24時間になってしまう

といった具合にです。

最高気温が5℃を超える日があっても、丸一日5度を超える日はめったにないはずですので、

冬時期にもし施工するのであれば、乾燥時間をしっかりと見ておく必要があります。

冬専用の塗料であったり、

ヒートガンを利用したりなど乾燥の対策を行える場合は屋根塗装も出来ますが、

未対策の場合は冬時期の屋根塗装は避けた方が賢明であると考えます。

特に郡山市は会津地方からの雪が風に乗って飛んでくるので、

冬時期晴れていても雪が舞っていることが多いです。

乾燥する前に夜露や雪が降る可能性が高く、

郡山市では冬時期の屋根塗装をお勧めしていません。

外壁塗装をやる場合でも、乾燥時間の確保には厳しく取り組む必要があります。

郡山市より暖かい、いわき市や栃木県などでは冬場の施工は可能なので、

やはり東北という地域性でしょうか。冬時期は施工が薄く、値引きをしてくれる業者もいるため、

信頼できる相手であれば頼む事も悪くないでしょう。

〇冬の時期に外壁塗装をするメリット

・冬時期は値引き対応してくれる業者がいる。

〇冬の時期に外壁塗装をするデメリット

・住宅向け塗料は基本的に気温の関係で施工に不向き

・塗り重ね乾燥時間には非常に気を配る必要がある。

・信頼できる相手でなければ冬施工は避けた方が無難。

 

5.おわりに

春夏秋冬それぞれの季節に外壁塗装を施工した場合の特徴を書いてみました。

圧倒的にこの時期がおすすめというものは無くて、

各シーズンごとにメリット・デメリットがあります。

施工中はどうしても足場を架ける為、お客様には不便な生活をお願いするようになります。

少しでも快適に過ごしていただくために、建物ごと・お客様ごとに元円る条件は違うと思いますので、

自分が外壁塗装を施工するならこの季節!というのを選んでいただければと思います。

 

 

郡山塗装外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
創業から90年以上、郡山市・いわき市・福島市地域密着で多くの信頼と実績を

積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。

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ブログ執筆者

株式会社郡山塗装 リーダー

桑島淳

所有資格:

  • ・2級建築施工管理技士(建築・仕上げ)
  • ・外装劣化診断士
  • ・2級建設業経理士
  • ・石綿作業主任者
  • ・建築物石綿含有建材調査者
  • ・日商簿記2級
  • ・ITパスポート