福島:【折板屋根の塗装メンテナス方法】(小針)|外壁塗装・屋根リフォーム専門店 郡山塗装
本日は「折板屋根の塗装メンテナンス方法」についてお話させて頂きます。
ぜひ最後までご覧ください!
屋根は、日頃から太陽光に含まれる紫外線や風、雨などの影響で、
私たちが思っている以上に傷みが激しいものなのです。
きちんと適切にメンテナンスをしなければ、結果的に大規模な修繕が必要になるなど、コスト的にも時間にも大きな負担となります。
この記事では、日本国内の工場や倉庫に多く使われている「折板屋根」という種類の屋根のメンテナンスでは、ポピュラーな塗装メンテナンスについて解説します。
目次
1.折板屋根の基本とメンテナンスの必要性
1-1 折板屋根の基本と種類
折板屋根とは
断面の構造に重点を置いて開発されたものです。
・折板は梁・母屋に直接屋根材を葺くことができる
・野地板がいらない
・工期を短縮できる
・強風地帯において強靭性を発揮する
・雨仕舞いに高い性能が期待できる
折板屋根の種類
折板屋根には形状・工法によって種類があります。
①はぜ締めタイプ
梁の上に溶接で固定したタイトフレームの上に取り付けた緊定器具の金属屋根材で挟み、電動シーマーで巻き込んで諦める工法なので防水性に優れています。
屋根葺き施工を屋根上から行えることと、ボルトが不要になったためコストを抑えた経済的な工法です。
②重ねタイプ
重ね型折板屋根タイトフレームという金具の上面に飛び出しているボルトを利用し、屋根材を貫通させて、ナット、座金、パッキンを使い固定させます。
小規模の建物試使用させる場合が多く、強度面において優れる折板屋根です。
③二重葺きタイプ
快適な住環境を得るため、室内温度の変化を塞ぎ、外部の騒音を遮断する性能を実現したのが二重葺きタイプです。金属屋根材を二重にして、その間に断熱材をサンドイッチした工法です。
④わん曲加工
軒先を曲げた加工をする工法です。
風や雨の吹き込み防止や積雪・つららが自然落下した時に軒先や外壁を保護できるところが特徴です。
1-2.折板屋根の劣化とメンテナンスの必要性
折板屋根は、工場や倉庫などに使われ、古いだと築年数が30年を超えるものもあります。
特に重ねタイプの折板屋根では、ボルトキャップがないとボルト本体の赤錆が多く見られました。
はぜ締めタイプの折板屋根でも、15年程度で赤錆などの劣化症状が見られる場合があります。
折板屋根を使用している工場や倉庫では、築年数の古い、改修時期に来ているものが多いと推定されています。
築年数が15年を超える場合は、専門の業者、特に大型物件の塗装実績がある業者がいいでしょう。
まずは相談し、現場調査をしてもらいましょう。
2.折板屋根の塗装によるメンテナンス
2-1.メンテナンスをする目安
折板屋根のメンテナンス方法には、2種類があります。
塗装によるメンテナンス
▸▸屋根からの漏水などがなくチョーキングや塗膜の膨れなどの劣化状況の場合に塗装によるメンテナンスが必要になってきます。
カバー工法によるメンテナンス
▸▸屋根材に突き抜けた穴などによる漏水があった場合、カバー工法によるメンテナンスが必要です。
どちらのメンテナンス方法を採用するかは、専門業者の診断結果によって変わります。
ここでは、折板屋根のメンテナンス方法として用いられる、塗装メンテナンスについて説明していきます。
2-2.「塗装面積」と「係数」
折板屋根の塗装メンテナンスでも、外壁の塗装と同じように塗装面積を算出し、工事に必要な塗料の缶数を見積もります。
このとき、屋根の塗装面積の算出では、屋根の勾配と屋根材の形状によっても面積が変わっていきます。
たとえば、波上の形状をしている和瓦と、平たいスレート瓦では、面積が変わり、その分使用する塗料の缶数も変わります。
屋根の塗装面積の求め方
投影面積×係数=塗装面積
ここで「係数」という言葉があります。
この係数とは、屋根の勾配、屋根材の形状をの関係を値化したもので、折板屋根の場合は、次の数式でも面積を求められます。
係数=A÷B
A・・・山から山まで屋根面に沿って図った長さ
B・・・山から山までの直線距離の長さ
例)200÷288=1.44 となる。
※係数は、指定数値として刷版屋根のメーカーが発表している場合が多くあるので、その数値に合わせて計算をします。
2-3.折板屋根の塗装工事
折板屋根の塗装工事は、住宅屋根の塗装工事と流れや内容自体は大きく変わりません。
折板屋根塗装の特徴として、主な劣化である錆の除去や防止の工程をします。
高圧洗浄
高圧洗浄機を使って、屋根に付着しているごみや汚れを洗い流します。
ケレン作業
屋根に塗料が付きやすくなるように屋根の表面にあえて傷をつけることで、密着がよくなります。
下塗り
下塗りの時に、折板屋根の点滴でもある錆を防止する錆止め材を塗布します。
中塗り
下塗りが乾いた上に中塗り塗料を塗ります。
上塗り
最後に上塗り塗料を塗って仕上げます。
まとめ
折板屋根の塗装メンテナンスの必要性も施工の工程も、一般的な住宅塗装とそれぞれ大きく違いはありません。
この記事では、折板屋根の形状や塗装メンテナンスの特徴や重要性、塗装面積を算出する際には係数を使うこと塗装工事の流れが挙げられました。
こうした特徴をきちんと把握することで、専門業者に依頼するにしても、DIYで塗装するにしても、何から始めればいいのか、どう進めればいいのか、とても分かりやすくなると思います。
郡山塗装は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り門店です。
創業から90年以上、郡山市・いわき市・福島市地域密着で多くの信頼と実績を
積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。
これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、
誠心誠意対応させていただきます。
■郡山塗装ではお客様の声から生まれた塗装メニューがあります!
■郡山塗装が90年以上選ばれ続けてきた理由はここにあります!
ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 営業アシスタント
小針彩奈
所有資格:
- 珠算電卓1級、全商簿記2級、全商情報処理2級