スレート屋根 塗装の注意点!
皆さんこんにちは!濱津です!
本日は【スレート屋根 塗装の注意点】というテーマでお話させて頂きます。
ぜひ最後までご覧ください!
【目次】
はじめに
スレート屋根とは
塗装が可能か不可能か
縁切り
おわりに
はじめに
前回、私のブログで【金属屋根 塗装の注意点】をお話させて頂きましたが、
本日は【スレート屋根】の注意点をお話させて頂きます。
スレート屋根のご自宅は非常に多く、ブログをご覧の方の中にもご自宅の屋根がスレートで
出来ている方が多いのではないでしょうか?
本日はそんな皆さん必見の内容です!
このブログが塗装を検討している皆さんの参考になれば幸いです。
スレート屋根とは
まずはじめに”スレート屋根”についてご説明させて頂きます。
スレートとは、カラーベストと呼ばれることもあり、1枚の幅約91cm・高さ約41cmで
厚さが約4.5mmと非常に薄く、軽量な建材です。1㎡あたりの重さは、陶器瓦の約半分と言われています。
厚みが無い為、表面の塗膜が劣化し、内部にお水が侵入してしまうと、屋根が反ってしまったり、
ひび割れが発生してしまうので、寒冷地には不向きな建材でもあります。
また、内容成分の85%がセメント・残り15%が石綿(アスベスト)で構成されています。
しかし、2004年9月からアスベストの代わりに、パルプやビニロン・繊維質・増量材
が使用されるようになりました。
このようなスレートのことを、”ノンアス”と呼びます。
塗装が可能か不可能か
次に、塗装が可能かどうかです。
スレートには、塗装が可能な物と塗装が不可能な物があります。
【スレート屋根とは】でお話させて頂いたように、スレート屋根にはアスベストが入っている物と入っていない物があります。
アスベストが入っているスレートは強度があるので塗装が可能です。
しかし、2004年以降に建てられたご自宅のスレートはアスベストが入っていない為、強度が低下しており、
職人が上に登っただけで歩いた所から割れてしまう程です。
(※2000年~2004年は移行期間であった為、この期間に建てられたご自宅の屋根にもアスベストが入ってない可能性があります。)
その為、ノンアス瓦については、基本的に塗装をおすすめしていません。
その代わりに、一度屋根を撤去して葺き替える”葺き替え”や、既存の屋根の上に再度屋根を乗せる”カバー工法”を
おすすめしています。
金額面で言えば、塗装の方が安く済みますが、ノンアスの場合、塗装をしてもすぐにひび割れが発生したり、
屋根自体がミルフィーユ状に剥離する、層間剥離が生じてしまいます。
なので、よりご自宅を長持ちさせるためには、カバー工法や葺き替えがおすすめなのです。
縁切り
次に、スレートの塗装の工程で重要な”縁切り”という工程です。
スレートの小口(重なり部分)を塗料で埋めてしまうと、内部に入ったお水が抜けなくなり、滞留し、
屋根を固定している釘を伝って屋根裏に雨漏りを引き起こす可能性があります。
なので、小口は隙間が空いた状態にしておかないといけないのです。
そこで、”縁切り”の作業を行います。
”縁切り”とは、スレートを塗装した後、小口部分にカッターや皮スキで隙間を空ける工程です。
しかし、カッター等を使用すると塗膜を傷つける可能性がある為、弊社では”タスペーサー”を使用します。
こちらを施工時に小口部分にはめて塗装することで、人為的に隙間を空けることができます。
おわりに
本日はスレート屋根 塗装の注意点についてお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
全ての屋根材が塗装出来ると思っている方も多いと思います。
しかし、屋根の劣化状況や建材の特徴によって施工方法が異なりますので、
メンテナンスの費用も変わってきます。
ご自宅の屋根がアスベスト入りなのか、ノンアスなのか判断が付かないという方は
ぜひお気軽にお声がけください。
また、何か心配なこと等がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
郡山塗装は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り門店です。
創業から90年以上、郡山市・いわき市・福島市地域密着で多くの信頼と実績を
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 カスタマーマーケティング推進室
大竹なつみ
所有資格:
- 2級建築施工管理技士(仕上げ)
- 外装劣化診断士
- カラーコーディネーター(std)
- ラッピングコーディネーター
- ジュニア野菜ソムリエ