内部湿気・結露による凍害とは?
皆さんこんにちは!濱津です!
本日は【内部湿気・結露による凍害とは?】というテーマでお話させて頂きます。
ぜひ最後までご覧ください!

目次
- はじめに
- 1.そもそも「凍害」とは?
- ✔ モルタルが剥がれる
- ✔ 外壁に細かい亀裂が入る
- ✔ 表面がボロボロになる
- ✔ 外壁が膨らんだように見える
- ✔ タイルが浮く・剥がれる
- 2.外側からの雨水だけが原因じゃない?
- ■ 家の中の湿気が壁の中へ → 冷気で結露 → 凍結
- 3.凍害を放置するとどうなる?
- ✔ 剥がれ落ちた外壁から雨水が入り、さらに劣化
- ✔ 断熱材が湿気を吸って性能低下
- ✔ 柱・下地材の腐食
- ✔ 外壁張り替えレベルの大工事に発展
- 4.凍害が起きやすい家の特徴
- ✔ 北面の外壁が劣化しやすい
- ✔ 築15年以上メンテナンスしていない
- ✔ モルタル外壁
- ✔ サッシ周りにヒビがある
- ✔ 室内干し・加湿器をよく使う
- ✔ 換気扇をあまり使っていない
- ✔ 外壁にチョーキングがある
- 5.凍害の予防には“外側と内側の両方の対策”が必要
- 外側(外壁側)の対策
- ✔ 外壁塗装で防水機能を回復
- ✔ コーキング補修
- ✔ 外壁のヒビ・欠損補修
- 内側(家の中)の対策
- ✔ 換気をしっかり行う(冬でも重要)
- ✔ 加湿しすぎない
- ✔ 24時間換気のフィルター掃除
- ✔ キッチン・浴室換気扇の“1時間追加運転”
- 6.“凍害が起きる前”が一番安く済む
- 最後に
はじめに
皆さんこんにちは!
タイヤ交換も終わり、ひとまず安心している濱津です。
本日から12月に突入し、本格的に冬が近づいてきた感じがしますね!
気温が低くなると、皆さんエアコンやストーブを使用して室内の温度を上げると思います。
室内が温かくなることは非常に良い事ですが、それに伴い外壁に不具合が生じてしまうケースがあります。
「壁が欠けてきた…」
「タイルが浮いてる気がする」
「モルタルが膨らんで割れた!」
そんな症状が見られた場合、
もしかすると原因は “凍害(とうがい)” かもしれません。
凍害は特に寒冷地で多いイメージですが、
実は 内部の湿気や結露 が多いお家では、
地域に関係なく起こりうる現象です。
見た目の劣化だけでなく、
家の構造まで傷めてしまうこともある“危険な現象”。
この記事では
✔ 凍害はどうして起こる?
✔ 内部結露と外壁の意外な関係
✔ 放置するとどうなる?
✔ 今日からできる凍害予防
をわかりやすく解説します。
このブログが少しでもお役に立てたら光栄です。
1.そもそも「凍害」とは?
外壁やモルタルの中に入り込んだ水分が、
冬の寒さで凍って膨張し、外壁を破壊する現象 のこと。
水は凍ると “9%ほど膨張” します。
外壁内部にある水が凍る → 壁を内側から押し広げる。
これが繰り返されると、次のような症状が出ます。
✔ モルタルが剥がれる
✔ 外壁に細かい亀裂が入る
✔ 表面がボロボロになる
✔ 外壁が膨らんだように見える
✔ タイルが浮く・剥がれる
一度起きると自然に直ることはなく、
年々悪化するのが凍害の怖さです。
2.外側からの雨水だけが原因じゃない?
“室内の湿気・結露”も凍害の大きな原因”
凍害というと「外から入る水」をイメージしがちですが、
実は原因の多くは “室内側の湿気” にあります。
■ 家の中の湿気が壁の中へ → 冷気で結露 → 凍結
冬は室内が暖かく、外が寒い。
この温度差によって
壁の中で結露が発生します。
▶ 結露水が外壁内部に溜まる
▶ 外の寒さで凍る
▶ 膨張して外壁を押し広げる
実はこれが凍害のメカニズム。
室内乾燥機・加湿器・室内干しなどは、
想像以上に壁内部に湿気を送り込んでしまいます。
3.凍害を放置するとどうなる?
凍害は自然に止まらず、
毎年の寒暖差によってじわじわ進行していきます。
✔ 剥がれ落ちた外壁から雨水が入り、さらに劣化
✔ 断熱材が湿気を吸って性能低下
✔ 柱・下地材の腐食
✔ 外壁張り替えレベルの大工事に発展
特に危険なのは、
内部の木材にまで水が到達してしまうケース。
外壁だけの補修で済んだはずの工事が、
構造補修 → 外壁張り替え → 断熱入替え
と大掛かりになり、費用が跳ね上がることもあります。
4.凍害が起きやすい家の特徴
以下の項目に心当たりがあれば要注意です。
✔ 北面の外壁が劣化しやすい
✔ 築15年以上メンテナンスしていない
✔ モルタル外壁
✔ サッシ周りにヒビがある
✔ 室内干し・加湿器をよく使う
✔ 換気扇をあまり使っていない
✔ 外壁にチョーキングがある
どれか一つでも当てはまると、
凍害リスクは高くなります。
5.凍害の予防には“外側と内側の両方の対策”が必要
凍害は外から入る水と、
家の中から出る湿気の両方が関係するため
外装のメンテナンスだけでは不十分。
では、具体的にどう対策すれば良いのでしょうか?
外側(外壁側)の対策
✔ 外壁塗装で防水機能を回復
外壁が吸水しやすい状態=凍害を招く最大要因。
塗装で防水力が戻れば、
外壁内部に水が入りにくくなります。
✔ コーキング補修
サッシ周りの割れは“結露水が出やすい場所”。
ここが割れていると壁内に直接水が入ります。
✔ 外壁のヒビ・欠損補修
モルタル外壁は特にヒビから水が浸入しやすいです。
内側(家の中)の対策
✔ 換気をしっかり行う(冬でも重要)
結露の80%は換気不足が原因。
✔ 加湿しすぎない
湿度60%を超えると結露が発生しやすくなります。
✔ 24時間換気のフィルター掃除
換気量が落ちて湿気が逃げにくくなります。
✔ キッチン・浴室換気扇の“1時間追加運転”
湿気が家に残らなくなります。
6.“凍害が起きる前”が一番安く済む
凍害は初期であれば
● 塗装 + 軽補修
だけで済みます。
しかし進行すると、
● 外壁補修
● 外壁張り替え
● 下地入替え
● 断熱材交換
● 内壁補修
と工事が一気に大規模に…。
費用は 数十万円 → 数百万円 に膨らむことも珍しくありません。
最後に
本日は内部湿気・結露による凍害とは?についてお話をさせて頂きましたが、いかがでしたか?
凍害は外の寒さだけでなく、
家の中の湿気が引き金になっている ということを
知っておくことがとても大切です。
家は静かに傷んでいきます。
外壁の欠けや剥がれに気づいた時には、
すでに内部で大きく進行しているケースも多いです。
外壁が気になっている方は、
まずは状態を確認してみてください。
“まだ大丈夫”と思っていた方ほど、
調査後に安心されるケースが多いですよ。
何か疑問や不安に思ったことがございましたら、お気軽にご相談ください。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
郡山塗装は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り門店です。
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 カスタマーサポートG
大竹なつみ
所有資格:
- 2級建築施工管理技士(仕上げ)
- 外装劣化診断士
- カラーコーディネーター(std)
- ラッピングコーディネーター
- ジュニア野菜ソムリエ















