【外壁の劣化症状 凍害とは?】(濱津)|外壁塗装・屋根リフォーム専門店 郡山塗装
皆さんこんにちは!濱津です!
本日は外壁の劣化症状の中でも【凍害】についてお話させて頂きます。
ぜひ最後までご覧ください!
【目次】
はじめに
凍害とは?
凍害の補修方法とは?
凍害が起こらないようにするには?
おわりに
はじめに
先日のブログで外壁の劣化症状、特に【色あせ】についてお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
外壁の素材にもよりますが、経年劣化により様々な劣化症状が生じるということがお分かり頂けたかと思います。
本日は【凍害】について詳しくお話させて頂きます。
なかなか普段聞き慣れない言葉も多いと思いますが、知識として入れておくと、何か不安なことやわからないことがあった時に
施工業者にすぐ聞くことができますし、対等に話をすることもでき、何より自分のお家を守ることができます。
せっかくお金を払って施工するのですから、納得のいく業者で満足の行く仕上がりをしてもらうことは大前提です。
本日のブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
凍害とは?
まず初めに、【凍害】の要因には3種類ございます。
一つ目は、外部からお水が侵入して起こる【凍害】です。
ひび割れなどから外壁内部に侵入したお水が気温の低下・上昇を繰り返すことにより
膨張・収縮し、塗膜剥離を引き起こしたり、建材自体がボロボロになります。
気温が低下すると、内部のお水が凍って堆積が約10%大きくなり、外壁材が膨張します。
しかし、気温が上昇し凍ったお水が溶けると、外壁材は収縮します。
この現象を繰り返すことにより、外壁材に劣化症状が生じていきます。
また、堆積が大きくなることによって【爆裂】を引き起こし、新たにひび割れを誘発する可能性もあります。
次に、内部からの湿気による【凍害】です。
こちらは主に北面のお風呂場等の水回りに多く生じます。
物理的に湿気が溜まりやすい場所なので、外部からではなく、内部から湿気がまわって
【凍害】が生じます。
最後に、外壁が直貼り工法がゆえに起こる【凍害】です。
外壁の施工方法には”直貼り工法”と”通気工法”の2種類がございます。
簡単にご説明すると、通気工法とは、下地と外壁材の間に胴縁という木材を入れて隙間を作ることで空気の通り道ができ、
内部に湿気がたまらないような造りです。
反対に直貼り工法とは、下地と外壁材の間に胴縁を入れないので隙間が無く、内部の湿気が外に逃げづらい造りです。
ご説明しました通り直貼り工法のご自宅ですと、湿気が外に逃げづらい工法の為、【凍害】も起こりやすいです。
それではもし外壁に【凍害】が生じた場合、そのような補修方法があるのかご説明致します。
凍害の補修方法とは?
万が一ご自宅に【凍害】が生じた場合、劣化の程度により補修方法はいくつかございます。
まず、軽微な劣化の場合です。
塗膜が剥離し始めた状態のように、素地の劣化が深刻化していない場合は、まだ塗装でのメンテナンスが可能です。
剥離している塗膜をできる限り剥がしてからの塗装になります。
その際に注意しなければいけないことは、下塗りの選定です。
2液のエポキシ系の下塗り塗料で素地をしっかり固めてから塗装を行うことが大切です。
※前述でお話したように、直貼り工法のご自宅の場合や、内部からの湿気が原因の場合は、
塗装をしてもまた同じ症状が起こる可能性がございます。
次に、素地がボロボロになる程劣化が深刻化している場合です。
その場合、塗装での補修を行うことはできません。
劣化している外壁を部分で張り替える必要がございます。
また、外壁を剥がした際に下地の木までお水が染み込み、腐食等の症状が見受けられた場合は、
下地も交換しなくてはいけません。
ここまで劣化してしまうと、補修に掛かる金額はどんどん増えてしまいます。
また、本来目地が無い所に目地が出来るので、見栄えが少し変わってしまうという点もございます。
それでは、【凍害】が起こらないようにするにはどのような対策を行う必要があるのでしょうか?
凍害が起こらないようにするには?
ここまで【凍害】についてお話させて頂きお分かり頂けたかと思いますが、
【凍害】が起こらないようにするには、外壁内部にお水を浸入させないことが一番です。
その為、外壁のひび割れやシーリングの割れ等、お水が侵入する可能性がある場所の補修を行うことで
内部への侵入を防ぐことができます。
しかし、直貼り工法のご自宅や、お風呂場等の内部からくる湿気が原因の場合、事前に対策をすることは
中々現実的に難しいです。
それでも、ご自宅を見て頂き劣化症状を早期発見することで、深刻化する前に少ない金額で補修を行うことができます。
おわりに
最後になりますが、総じてお話させて頂くとご自宅が一気に劣化する要因は、外壁内部にお水が侵入した時です。
いかにお水の侵入口を補修によって塞ぐかが大切です。
また、仮に現状【凍害】が生じている場合、塗装でメンテナンスすることが可能なのか、
張替えが必要なのか、張り替えたらいくらかかるのか等、把握しておくことも必要です。
御見積は無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご連絡して頂ければと思います!
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
郡山塗装は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り門店です。
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 カスタマーマーケティング推進室
大竹なつみ
所有資格:
- 2級建築施工管理技士(仕上げ)
- 外装劣化診断士
- カラーコーディネーター(std)
- ラッピングコーディネーター
- ジュニア野菜ソムリエ