福島【フッ素樹脂塗料について 徹底解説!】(桑島)|外壁塗装・屋根リフォーム専門店 郡山塗装
郡山市・いわき市・白河市・福島市・那須塩原市のみなさん、こんにちは!
屋根外壁の塗装をする際に、よく見る言葉
「フッ素樹脂塗料」「フッ素系塗料仕上げ」
フッ素樹脂とは結局何なのか、どう違うのか、解説していきます。
目次
①そもそも「樹脂」とは何なのか
②フッ素樹脂って?
③他の樹脂と比べて
④おわりに
①そもそも「樹脂」とは何なのか
石油製品のくせに「樹脂」っておかしいですよね、
実際昨今の塗料で真の意味で自然からとれた樹脂を
使用している塗料はあまりありません
(エコ塗料という事で天然の成分で作っている商品もありますが)。
化学製品の歴史をさかのぼると、
石油が素材として使われる前は素材の油として木を傷つけた時に
出る油を使用していました。名前のとおり樹脂ですね。
塗料のメイン成分もこの樹脂になっています。
テルペン液と呼ばれ、
松の木やオレンジなどから取れる物が有名です。
今でも「ターペン可溶○○塗料」という塗料がありますが、
このターペンとはテルペン液の事です。
希釈する時に油を使用するという意味で今も使われています。
しかし技術の進歩で、
石油がテルペン液の代用として使用されるようになりました。
コストが低い・品質が安定している・大量に用意できるなど、
様々な利用から植物から取れる「天然樹脂」から化学的に製造された
「合成樹脂」に取って代わられていきました。
もちろん今回解説するフッ素樹脂も、
天然樹脂ではなく、科学的に作られた合成樹脂の中の1つです。
②フッ素樹脂って?
塗料のメイン成分が樹脂なので、
やはりどんな樹脂の塗料を選ぶかで塗料の性能自体も変わってきます。
フッ素以外にも、
アクリル・ウレタン・シリコン・エポキシ・ポリエステルなど、
用途によって様々です。
塗料ではあまり見かけませんが、
ポリプロピレンだとか、メラミンだとか、
皆さん一度は目にしたことがあると思います。
それぞれに特徴があり、
例えばウレタンは柔軟だとか、
エポキシは下地への食いつきが良いので下塗りに使われるだとか、
用途により使い分けています。
③フッ素樹脂は他の樹脂と比べて
フッ素樹脂の特徴としては
・紫外線に強い
「塗料の耐久性=樹脂同士の結びつきの強さ」
と言っても過言ではないくらい、
樹脂によって耐久性が全く異なってきます。
その中でも特にフッ素樹脂は樹脂同士の結びつきが強いです。
樹脂同士の結びつきが強いほど
紫外線によって破壊されづらくなり、
長持ち塗料という事になります。
屋根外壁などの外装部分に使われる塗料なので、
紫外線に強い事は他の樹脂の塗料と比べて何よりのメリットですね。
・硬い
紫外線に破壊されにくい
非常に硬い塗装の膜(塗膜)を形成します。
傷がつきにくいというメリットとなります。
しかし一方で硬い事によるデメリットもあります。
下地が柔らかい素材だと動きに追従できず、
塗膜のひび割れを起こしてしまう場合があります。
住宅ですと、
外壁の継ぎ目やサッシの周りに施工された
シーリング材の上などの、
地震のような外的な要因で力を受けやすい部分で、
表面塗膜のひび割れが起きやすいです。
昨今だと技術の進歩により、
フッ素樹脂塗料でもひび割れの起きにくい物もありますが、
他の樹脂と比べると比較的硬いという特徴があります。
④おわりに
フッ素樹脂塗料の特徴について解説させていただきました。
一般的にフッ素樹脂塗料は耐久性が高いのですが、
塗料によっては組成を工夫することで
シリコン樹脂やアクリル樹脂でフッ素以上の耐久性を持つものや、
最近の無機塗料と呼ばれるフッ素以上の耐久性を発揮するものもあります。
一方弱点やコストの面もあるので、
各物件により選ぶポイントは様々です。
ぜひ吟味して間違いのない塗装工事にしましょう。
創業から90年以上、郡山市・いわき市・福島市地域密着で多くの信頼と実績を
積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 リーダー
桑島淳
所有資格:
- 2級建築施工管理技士(建築・仕上げ)
- 外装劣化診断士
- 2級建設業経理士
- 石綿作業主任者
- 建築物石綿含有建材調査者
- 日商簿記2級
- ITパスポート