郡山市でベランダ防水のメンテナンスはどうしたらいいの?
郡山市・本宮市のみなさん、こんにちは!
ベランダがあるお宅は、非常に多いのではないでしょうか。
洗濯物を干すのに毎日使っているよという方もいれば
2階に上がるのが面倒でほとんど使っていない方、、、
様々いらっしゃると思います。
郡山市でもご相談を受ける事がありますが、
実はベランダは非常に雨漏りの多い箇所です。
雨漏りは怖いけど、どうしたらいいか分からないという方のために
この記事ではベランダ防水について解説していきます。
目次
目次
①住宅のベランダ防水の種類
②ベランダ防水のメンテナンス方法
③ベランダ防水、メンテナンスを放置すると、、、。
④終わりに
①住宅のベランダ防水の種類
郡山市で多く施工されているベランダ防水の種類を4種類ご紹介します。
1. FRP防水
郡山市で圧倒的に多く施工されているのが、こちらのFRP防水です。
FRPは繊維強化プラスチックの略で
プラスチックの中に繊維状のガラスを混ぜ込んだものが現在では主流です。
外力に強く、プラスチックと繊維が補い合う事で非常に強靭な事が特徴です。
お風呂の浴槽や、公園の遊具、船舶の底部など
耐水性と耐久性を求められる部分に使用されておりこれを現地で施工します。
プラスチックは液状で、
ガラス繊維のシート(グラスウールマット)もハサミで切れるので、
施工性が良く狭い箇所や入り組んだ箇所でも施工しやすいので、
住宅のベランダにはうってつけというわけですね。
弱点としては、防水の中では比較的硬いのでひび割れが起きやすい事があります。
厚みやグラスウールマットの重ね幅など適正に取ってくれるか
施工する職人の腕次第なのも若干不安な点ですね。
2. ウレタン防水
他にも塗膜防水として郡山市で件数が多いのが、ウレタン防水です。
非常に柔軟性の高いウレタンで厚く膜を作り防水を施す物です。
こちらも液状のウレタンで施工しますので、
狭い箇所や入り組んだ箇所でも施工しやすく、
FRP防水が主流になるまでは非常に多く施工されてきました。
弱点としては耐久性が他の防水に劣るので、
定期的なメンテナンスが他の防水より多く必要になります。
室内からの湿気で膨れが生じる場合もあり、
その場合は湿気を抜く設備の設置が必要になります。
FRP防水以上に防水層の厚みも重要になるので、
より職人がちゃんと厚みを持たせて施工してくれるか重要になりますね。
3. 塩ビシート防水
よりハイグレードな防水材として郡山市でもポピュラーなのが、塩ビシート防水です。
おおよそ1.5㎜厚の塩化ビニルシートを接着剤などで貼ったものです。
耐久性が高く、メーカーによっては30年以上の耐久性があると謳っている物もあり、
また塗膜防水に比べて地震にも強いです。
シート状の為広い面積を一気に施工するのが楽です。
大手ハウスメーカーでは、
金属の板の上に塩化ビニルのシートを張ったものを
ベランダの床材として施工している場合もあります。
しかしシート材なので入り組んだ箇所の施工は大変になってしまいます。
また継ぎ目は隅部はパッチを当てないといけないので
見栄えが気になる事があります。
防水層のシート自体は工場生産なので、品質が安定しやすいのはメリットです。
4.ゴムシート防水
築30年以上の郡山市のお宅で良く見受けられるのが、ゴムシート防水です。
名前のとおりゴム素材のシート状の防水材で、
塩ビシート防水同様に接着剤などで施工します。
メリットも塩ビシート防水同様に耐久性が高い事が上げられます。
柔軟性もあり良いことづくめに思えますがやはり欠点もあり、
こちらも塩ビシート防水同様に入り組んだ箇所の施工は苦手です。
またこれは経験則で建物自体の構造なども関係していると思うのですが、
他の建材と比べて端部や継ぎ目、
窓との取り合いなどから雨漏りを起こしやすいように感じます。
表面の保護材が剥がれやすい事もデメリットの一つです。
全ての防水に言える事ですが、紫外線により徐々に劣化していきます。
弾力性を失い、ひび割れや継ぎ目の隙間が開くようになり、
漏水してしまうようになります。
この他にも金属防水やアスファルト防水、コンクリート躯体防水などありますが、
公共施設などの大型物件で使われる工法で住宅ではあまり見かけません。
やはりそれぞれの防水の工法でメリットやデメリットがあります。
防水業者さんでも工法により得意不得意がありますので、
きちんとその施工方法での実績がある業者さんか確認しましょう。
②ベランダ防水のメンテナンス方法
郡山市でよく施工されている、代表的なベランダ防水のメンテナンス方法をご紹介します。
1.トップコート(保護仕上材)の塗替え
トップコートと呼ばれる、表面の保護材を塗布する方法で、
メンテナンス方法の中では特に安価でできるので、
郡山市では特にポピュラーなメンテナンス方法です。
FRP防水やウレタン防水では
もともと防水層の上にトップコートが施工されているので、
それを塗り重ねるイメージになります。
シート防水でも専用の保護材が発売されていますので、そちらを塗布します。
注意点としては、防水層が傷んでいない事が前提となりますので、
経年劣化が表面だけでなく防水層まで傷んでしまっている場合は
別途補修が必要になります。
また下地処理の不足でトップコートが剥がれてしまう不良施工も多いため、
硬いFRP防水は表面に細かい傷をつけた上で強い溶剤で拭きあげて
トップコートの食いつきを良くします。
ゴムシート防水はトップコートの種類によって塗布が難しい物もあり、
業者さんの選ぶ商品に気を付ける必要があります。
2.既存の防水の上から新しい防水を施工する(防水増張り)
写真はもともとのFRP防水の上から塩ビシート防水を施工している写真です。
こちらの郡山市の物件は地震により全体にひび割れが回っていたほか、
ドレン(排水口)の周りから漏水も起きていたため、
トップコートでのメンテナンスは難しいと判断しての施工でした。
やはりトップコートのみの施工より金額は大きく上がりますが、
既存の防水を解体するよりは安価に防水を一新できる事が強みです。
漏水の程度によっては下地が腐食していたりすると施工が難しい事があります。
また水勾配はそのままになるので、
地震などで建物が歪んでいた場合水溜りが出来やすかったりします。
勾配を直すには防水だけでは難しいのでさらにその下地から作り直す必要があります。
下地になる既存の防水に比べて上に新しく施工する防水が固い場合
(例:ウレタン防水の上にFRP防水を施工)は、
固い上の防水が動いて割れてしまったりと不具合が生じる事もあるので注意が必要です。
3.防水を完全に作り直す(既存撤去・新設)
タイトルの通りです。
既存のベランダ防水を解体して新しく作り直します。
漏水がひどく下地が腐食しており下地ごと交換が必要な場合や、
立ち上がりの納まりの関係で増張りが難しい場合、
勾配をきちんと取り直したい場合などに施工されます。
解体が必要な分金額も非常に上がるほか、
解体してから新設するまでに雨が降ると即雨漏りにつながるので
タイミングや雨漏り対策にも注意が必要です。
防水材の指定はないので、好きな防水材を選んで施工できます。
③ベランダ防水、メンテナンスを放置すると、、、。
メンテナンスを放置するとどうなってしまうか、、、。
恐ろしい事例が郡山市でも報告されています。
紫外線により徐々に防水は劣化していきますが、
最終的には防水の機能を発揮できなくなり、
漏水を起こしてしまいます。
漏水が起きるとベランダ下の軒天や部屋に雨染みができるので注意してください。
場合によっては手遅れで、
既に骨組みに入っている木材が腐食している場合もあります。
腐食している場合は木材を交換や補強する必要があります。
最悪なのはシロアリが来ている時で、
ベランダは高さが2~3mあるのでシロアリはなかなか来ないように思えますが、
シロアリは腐った木の臭いを追いかけて結構な高さまで登ってきます。
写真は郡山市のお宅で実際にシロアリがベランダに営巣していたケースです。
大変な金額がかかる工事になってしまいますので、
定期的なメンテナンスにより防水機能を保つ事が大事ですね。
④終わりに
郡山市でよく施工されているベランダの種類と、
そのメンテナンス方法について解説しました。
ベランダは床と外壁と屋根が複雑に組み合わさっているので、
建物の中でも納まりが難しく雨漏りの起こりやすい箇所です。
雨漏りが起きてしまうと大変な工事になってしまう事が多いので、
大工事になってしまう前に手を打ちましょう。
郡山塗装は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
創業から90年以上、郡山市・本宮市、地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
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ブログ執筆者
株式会社郡山塗装 リーダー
桑島淳
所有資格:
- ・2級建築施工管理技士(建築・仕上げ)
- ・外装劣化診断士
- ・2級建設業経理士
- ・石綿作業主任者
- ・建築物石綿含有建材調査者
- ・日商簿記2級
- ・ITパスポート